洛東遺芳館たより
◆平成23年 秋季展より 2011年10月1日(土)〜11月3日(木)

 『四季の花展』
酒井 抱一(1761〜1828)の桜図、雲華大含(1773〜1850)の蘭図、池 大雅(1723〜1776)の菊図、が描かれた掛軸、秋草図の屏風などを展示。

円山 応挙(1733〜1795)丹後穴太の生まれ、京都に出て狩野派の石田幽汀に学んだ後、写生を重視した画風を創り出した。円山派の祖。

歌川 広重(1791〜1858)江戸の八重洲河岸の火消屋敷に生れ、歌川豊広の門に入り浮世絵師となり風景版画を得意とした。

鳥居 清長(1752〜1815)江戸の生まれ、役者絵を得意とする鳥居清満に入門し師の没後鳥居家を継いだ、美人画を得意とした。

平成23年秋季展より 平成23年秋季展より
秋草図 紙本着色 屏風六曲一隻 円山応挙 牡丹に鶴図 絹本着色 掛軸一幅
   
平成23年秋季展より 平成23年秋季展より
歌川広重 名所江戸百景 縮緬版一帖 鳥居清長 仲之町の牡丹 大判三枚続
   
平成23年秋季展より 平成23年秋季展より
合わせ貝 (右)通箱 梨子地柳海棠蒔絵 (左)色紙箱 黒塗柳海棠蒔絵
   


◆平成23年 春季展より 2011年4月1日(金)〜5月5日(木)

「呉春とその周辺展」
呉春(1752-1811)は江戸時代中期の絵師である。本姓は松村(まつむら)、は豊昌(とよまさ)。京に生れ、京で没す。絵は蕪村に学び、後に応挙に影響を受ける。四条派の始祖。

岡本豊彦(1773-1845)備中(倉敷)に生れ、京で没す。郷里で黒田綾山に学んだ後、京で呉春に学ぶ。

その他、与謝蕪村(1716-1784)・円山応挙(1733-1795)・松村景文(1779-1843)などを展示。

平成23年春季展より 平成23年春季展より
呉 春 山水 紙本淡彩 襖四面 呉 春 (右)竹に亀、(中)寿老人、(左)松に鶴 絹本淡彩 掛軸三幅対
   
平成23年春季展より 平成23年春季展より
呉 春 下絵「東遊記」巻四挿絵 木版 寛政七年 呉 春 下絵 すごろく 木版 寛政十年
   
平成23年春季展より 平成23年春季展より
呉 春 手描 白絖地雪中藪柑子図描絵小袖 一領 岡本豊彦 春慶墨画草花図 小吸物膳 十膳揃